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自分ぶし、または自分OSの搭載について

こんにちは。もう夕方ですね。今日は後藤くんと
色々話し込んでいたのであっという間に夕方という
感じです。今日しなければならない仕事があるのは
うれしい。自由って怖い。それが最近の僕の感覚です。


さて、今日はいよいよ「自分ぶし」について書いてみようと
思います。みなさんは「自分ぶし」という言葉を聴いてピンと
来ますか? 

例えば、例えば、「ジョジョの奇妙な冒険」は、
荒木飛呂彦ぶしが炸裂していると考えます。
例えば、「ドラゴンボール」は、
鳥山明ぶしが炸裂していると考えます。
例えば、「GTO」は、
藤沢とおるぶしが炸裂していると考えます。
例えば、「ハチミツとクローバー」は、
羽海野チカぶしが炸裂していると考えます。


小説で言うと、村上春樹は「春樹ぶし」の
炸裂している作家です。
先日「テレビブロス」の村上春樹特集で、
「ハルキOS」を色んな人に搭載してみよう、
という企画で、朝青龍や麻生総理大臣に
「ハルキOS」を搭載しましたが、
そのような企画が成り立つのは、
少なくとも村上春樹の小説の読者の間では
「春樹ぶし」というのを認識しているからなのです。


「ぶし」の適用範囲は広汎にわたります。
キャラクター・セリフ・ストーリーの
展開力・キャラ絵・画面構成。
場合によっては擬音なんかにも
適用されます(ジョジョとか。)。

今、日本の漫画はキャラクター漫画全盛の
時代なのだと思います。
以前僕が編集者に行ったアンケートでも、
あるいは雑誌などに載っている
「今どんな新人を求めているか」的な記事を見ても、
彼らは魅力ある新しいキャラクターを強く要求しています。


僕らが商業誌で成功をおさめたいと願うならば、
魅力あるキャラクターを描く事が一番の
近道なのだと思います。


では、どうやって描くのか。
それは「自分ぶし」を見つけ、
それが一番色濃く現れるストーリーを
作る事だと思います。


これは、半分は後付けの論理です。
後から振り返ってみると、上記の
とっても売れた漫画は必ず主人公や
ストーリーの展開力にその作者の
「自分ぶし」が色濃く現れている。

「GTO」の鬼塚など、この世の中で
藤沢とおるしか描けないでしょう。


僕が漫画の評論家だったら、
僕の仕事はここでおしまいです。
自分ぶしが強い作品が売れている。
また、世間では面白いと評価される傾向にある。


しかし、僕は漫画教室のストーリーや
キャラクターの教師なので、
生徒と一緒にどうやって「自分ぶし」を
見つけるのか、その方法論を
探さねばなりません。


最初に言っておくと、
僕自身も明確な「自分ぶし」を見つけ出す方法論を
確立している訳ではありません。

それが出来ていれば、まず僕が人気作家に
なっているはずです。


話は少しズレますが、出版社の間では、
いわゆる「漫画の専門学校で作ったような漫画」
という言葉があります。

起承転結でしっかり構成が出来、
イントロでは5W1Hがしっかりと
わかりやすく描写され、主人公は努力をして
ピンチを乗り越え、目標を達成する事で
成長をする漫画。
すべて定規で計ったようにしっかり
描かれているのに、教科書通りに作られているはずなのに、
目新しさは全くなく、全然面白くない漫画。

これが「漫画の専門学校で作ったような漫画」です。


それを描いているうちは、デビューして
自分の名前をクレジットした連載までは
辿り着けないのではないか、と思います。

何故ならば、そういう漫画はその人じゃなくても
描けるし、そんなものでは「漫画」に食傷気味の
編集者も読者も満足できないからです。


繰り返しますが、僕はまだ多くの人が
「自分ぶし」を発見できる方法論を確立出来ていない。
けれど、その重要性についてははっきりと認識している
つもりです。


間違いないのは、専門学校の1人対50人の
授業形式の中からは、新しい自分ぶしは
生まれて来ません。
1対1で顔をつき合わせて、無駄に見える途方もない
時間をかけて話し合って見つけ出していく
ものだという事です(プロになればそれが編集者と出来る)。


明日は現状で僕が考える方策について話します。
とにかく、自分ぶしが大事だっていう話です。
それを見つける事が出来れば、
僕らは本当に漫画で飯が食えるようになるでしょう。

http://www.iruqa.com
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テーマ : 漫画学校 /漫画教室
ジャンル : アニメ・コミック

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