スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

わーい。明日は休みだ。

こんばんは。穏やかな土曜日の夜ですね。
今頃日本全国の幸せな家庭の食卓では、
楽しい夕餉が行なわれているんでしょうね。


僕の方は講義が終わって美味しいコーヒーを
飲んでいるところです。
土曜日は「プレイバック」講義と言って、
僕が前職の専門学校で教えていた事を
リクエストがあれば講義する事にしています。


今日は「迷わないキャラクターについて」でした。
面白いのは、1年前にやった講義であっても、
こうして改めて準備をして話してみると大きな発見が
ある事。今日は「キャラクター」について大きな
発見がありました。


多くの漫画において、キャラクターの価値観は
ブレない方がよい。そりゃあコミックス20巻とかの中には
迷ったりスランプに陥る場面も出てくるけれど、
桜木花道も、ルフィーも、悟空も、矢吹ジョーも
その他数え切れないぐらいの「キャラが立ってる」
主人公たちは自分の価値観を絶対的に信じていて、
迷いません(それが客観的に正しいかどうかは別にして)。


きっと、この何が正義で何が悪なんだかわかりづらい
世の中においては、彼らのような存在は漫画の中の事
ではあってもカリスマ性があるのだと思う。
だから、最終的にキャラが立つのです。


じゃあ、僕が用意した三人のキャラクターの
価値基準を価値が高い事から価値の低い事まで
ピラミッド型にしてみよう。
そして、自分の作るキャラクターにも
このピラミッドを応用して、物語の前半で
それがわかるエピソードをわかりやすく描こう、

という主旨の講義の予定でした。


僕が用意したのは江國香織の「ほんものの白い鳩」、
山田詠美の「ぼくは勉強ができない」、
あさのあつこの「バッテリー」のそれぞれ一部分で、

価値が高いものとしてそれぞれ「恋」、
「自分がいい顔をしているかどうか」、
「自分の満足のいく球をキャッチャーミットに投げる」
なのだけれど、

今日僕が気付いたのは、むしろ、下位の価値観が
重要であるという事。

例えば「鳩」の主人公と「僕は」の主人公は
どちらも「恋愛」というのが価値の上位に来ていて、
そこは一緒なのだけれどもキャラクター性は全然違う。

何故ならば、「鳩」の主人公の最下位には
「友達・家族」が来て、
「文字通り全てのものを捨てて恋愛だけに生きる女」
を描けているし、「僕は」の主人公は
「勉強が出来る・一流大学・一流企業・将来の安定」
などが下位に来て、
「既成の保守的な価値観に捉われない新しい主人公」
が描けている(小説自体が古いので
それ自体はあんまり目新しくないが。)。

また、「バッテリー」の主人公は
チームスポーツをやっている人であれば
当然上位に来るはずの「チームの勝利」とか
「チームワーク」というものは下位に来て、
やはり新しいタイプの主人公になっている。


そう、価値観の上位を選択するのは、
余程良いアイデアがないと新しさって
出にくいのであるが、下位の価値基準を
選択するのはまだまだアイデアが出そうだ。

そうして、その上位の価値と下位の価値の
コンビネーションで、読者がこれまで見た事が
ないような新しい「迷わないキャラ」が
生まれるのだと思う。
組み合わせって便利ですね。


にゃー。伝わっているかな? 
よくわからない方はコメントかメッセください。お答えしますので。


それと、今日は女性の方が一人教室見学に来てくれた。
入ってくれるとよいな。
みなさんの中でもうちの教室に興味がある方は
ぜひご連絡ください。


明日は休みだ。地元の草野球に参加するか、
ディズニーリゾートに行くかのどちらかだ。
どっちにしても楽しい一日にしたいな。

みなさんも楽しい週末を。

明日はお休みの教室です。http://www.iruqa.com

画は、「玄関にサイフ忘れているよ」と言ったら「どうせ
中身ほとんど入ってないんで取られてもいいです」と
やさぐれる横山のサイフ。photo411.jpg

↓よろしければ、ポチッとおねがいします


↓こちらも
にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ : 漫画学校 /漫画教室
ジャンル : アニメ・コミック

取材を受けたこと、何かを見つける物語について


こんにちは。今日は陽射しが柔らかく温かいですね。
皆さん春をお楽しみですか?
僕の方は午後のお昼寝から目覚めたところです。


今日は朝一でR不動産という面白ろ物件を扱う会社から
インタビューを受けました。
R不動産のホームページには面白ろ店舗コラムのような
ものがあり、そこでいるかMBAを取り上げてくれたのです。
ネットにアップするのが5月初めと言っていたので、
アップされたらお知らせします。


もう一つお知らせ。僕はこの10年間ほどずっと坊主頭で
自分のバリカンで髪を刈っていたのですが、
今日から髪を伸ばし、辮髪にする事にしました。
辮髪とは、ラーメンマンの髪型です。

本当は去年の四月に一度辮髪に挑戦した事が
あったのだけれど、八月に妹の結婚式があり、
母や妹に頼むから止めてくれと言われ断念した
経緯があったのですが、もう自由だもの僕は。
その事に今朝気づき、辮髪にする事にしました。
これは一年ぐらいかかるだろうと思いますが、
出来上がったらご報告します。


さて、明日の講義は「何かを見つけるお話」です。

漫画でも小説でも、短編のストーリーで、
主人公が物語の後半で何かを見つけ、
それを見つけた事で一歩成長するというのは
とても成立しやすい型(パターン)だと思います。

ただし、注意しなければならない事は、
その見つけたものが抽象的なものだと読者が認識しづらい、
という事です。

僕は現在33歳のおっさんですが、
僕の世代は「自分探し」が全盛だったというか、
僕の周りにも自分を探しにインドに行ったり、自衛隊に入ったり、
皆何かに取りつかれたように自分を探したもんです。

で、そんなみんなが何かを見つけられたかというと、
わからないんだよね。もしかしたら、何かを見つけた人もいたのかも
しれない。けど、それって他人に伝えづらいものだし、
伝えられても「へぇ」という感想しか出ない。
少なくとも、僕は彼らがどんな「自分」を見つけたのか記憶にない。


現実でもそうなのだから、まして、ページの限られた短編においてをや、です。
僕は専門学校の講師を五年間したのだけれど、
この「自分探し」系短編を作って来る子が結構いました。
そんな多くの子たちの中で、きちんとした(エンターテイメントとして)
探し物が表現出来た作品は一編だけだったな。
その一編は自分の探し方がとてもよかった。
もちろん、はっきりとした「自分」は見つからなかったが。


よっぽどのアイデアがない限り、探し物は具体的な方がよい。
具体的な何かを探すから、見つけられるんです。

今日ご紹介したい短編は2つ。
一つは山田詠美の「ヒヨコの目」(講談社文庫「晩年の子」所収)という作品。
これは主人公の女の子が男の子と出会い、その
切なげな眼差しに見覚えがあり、どこで見たのだっけ?
とずーっとその瞳を捜すお話です。
当然作者はその答えを持っていて、それがなかなかよいアイデア
なのでお話は面白く成立しています。

もう一つは椎名誠の「菜の花物語」(集英社文庫)。
これは、絵本作家である主人公が、子供の頃
体験した出来事のコアな部分をすっぽりと
忘れてしまっていてそれを探すというお話です。
主人公は日常生活の中でずーっとその記憶を探すのだけれど、
ある偶然の出来事があってそれを思い出す(見つける)という
ものです。こちらも、物語を書き出す時点で、
作者にはちゃんと答えが見つかっているので、
そうしてそのアイデアがよいので面白い物語として
成り立っています。
興味のある方はぜひ本屋で立ち読みしてみてください。


繰り返しますが、短編漫画や短編小説で
自分探しは絶対にしちゃいけないと思う。
数年間、場合によっては数十年間もの時間をかけて、
インドに行ってまで見つからない自分を、
たった数十ページの短編のお話で見つけよう
という発想の方が無謀なのだと思う。
それに、そこで見つかった「自分」は数十ページで発見できるとても陳腐な
自分か、読者は共有しづらい抽象的な自分なのだと思う。


探し物は具体的な方がよいです。で、探し物のお話を描くならば、
もう描き始めた時点できちんと見つけるものが
用意されている方がよいと思うのです。


http://www.iruqa.com

テーマ : 漫画学校 /漫画教室
ジャンル : アニメ・コミック

プロフィール

いるかMBA

Author:いるかMBA

応援ありがとうございます!
ランキング参加しています。
ポチッとお願いします。
人気ブログランキングへ←クリック!

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村←クリック!

←クリック!

ありがとうございました。
by 田中いるか
リンク
Lc.探しタグクラウド

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。